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OKAWA’s Joint Product
vetica トップディレクター 内田聡一郎氏 OKAWA pro-scissors
創業時からOKAWAシザーの愛用者であるLECO代表の内田聡一郎―――。
美容業界にとどまらず多方面で活躍中の内田氏が、一番大切にしている仕事は
“お客さんを直接喜ばせることができるサロンワーク”だといいます。
その経験と感性を生かし、より自身のサロンワークに適した万能シザーを作りたいというお話をいただき
OKAWA pro-scissorsが全面バックアップ。
試行錯誤を繰り返した末、カスタムシザー『内田聡一郎×OKAWA pro-scissors HCC57-K Sモデル』が実現、完成しました。
完成したシザーの魅力とカットにかける思いを、OKAWA代表 大川啓介と対談していただきました。

笹刃の特徴的な厚みを削り
調整を重ね手に入れた幅広い操作性

内田氏(以下U):今、僕の仕事の一つでありながら、一番大切にしている「サロンワーク」をより極めることに重点を置きたいと思っていて、そんな話を大川さんとしていた流れから、それならカスタムシザーを作ろうという方向になったんですよね。

OKAWA代表・大川(以下O): 内田さんの好みやスタイルは今までのお付き合いから承知しているつもりでしたので、いろいろご相談させていただいて、それで完成したのがこのシザーでした。Sモデルを1週間使っていただきましたが、使ってみてどうですか?

U:持った瞬間「薄い!」って言いましたよね。笹刃なのに薄いというのはパッと見てわかりました。1週間使っていますが、すぐ手になじんで、かなりしっくりきていますよ。

O: ありがとうございます!今までのものと比べての使いやすさ、操作性などの印象はどうですか?

U:今までOKAWAのシザーは10丁くらい使っていますが、どれもやりたいことに応えるという意味では完璧に仕事はできていました。でも今回作りたかったのは、最大の特徴である「笹刃なのに薄い」というところで、笹刃の重さを利用したカットを再現しながら、耳周り、前髪などの細かな部分を切る際の操作性もすごくいいです。特に上切りのときはシザーの開閉がスムーズで、すごくやりやすいですね。

それに、最近求められるカットはブラントでバシッと切るよりも、刃先で点を描くように切るチョッピングが主流なんですよね。このシザーはそれがしやすく、それでいて部分的にパシッと切りたいときも、部分的な対応ができる。リズムを崩されないのがいいですね。持ち替えるという1アクションに至らないことがいい。シームレスに行けるってことですね。
今までの持ち替えていた分の行程が減るので、スピードアップは図れますよ。よりサロンワーカー向きといえます。


O: 一丁で、そのどちらのメリットも出せるようにするのは、笹刃の特徴である重さを残しつつできるだけ薄く、即ち軽くするという、作りとしては反比例するようなことでもあるんですよね。 ですからそのいい塩梅を見つけ出すまでは職人と何度もやり取りを重ねて調整し、結構苦心したポイントでした。そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。

U: 他のものとは本当に全然違いますよ。指と同じ感覚で使えます。ちょっとでも重かったり太かったりすると思うようにいかないんですよね。かと言って小さすぎると効率が悪かったりするので。僕が「こういうのが欲しい」と言ったすべてのリクエストを反映してもらったと思ってます!

OKAWAだからこその、
こだわりが光るカスタムシザー

U:OKAWAのシザーは、とにかく使いやすいということが長く使い続ける一番の理由なんですけど、仕事に対するポリシーに、なんとなく近いものを感じるんです。OKAWAはモノづくりに対して職人肌的なものがあって、作るものはシンプル イズ ベスト。それがうちの方針とマッチしているんです。
うちもどちらかというと、「ハサミ一丁で勝負するぞ」って言うような職人気質っぽい流派なので、そういうところが合うというか。

O:作るのも職人の手によるものだし、マニアックなところはありますね。鋼材にもかなりこだわりを持っています。このシザーにはハイコバルト合金鋼を使用しています。ハイコバルト合金鋼は耐久性があり錆びにくく、うちの代名詞的なハイクオリティ鋼材です。長さも一般的に美容師さんの7割の方が使うのが6インチで、短めになると5.5インチになったりしますよね。5.5インチも使いやすい長さですが、今回はどちらの長さの用途もカバーできて、さらに繊細なお仕事ができる5.7インチになっています。一丁でオールマイティにどんなシーンでも対応できるようにしました。
ハンドルは内田さんに今までもずっと使っていただいているKハンドルのセミオフセットになっています。この仕様もやっぱりオールラウンダーといった感じですね。

U:そうですね。指を固定するオフセットと、操作性のいいメガネの中間にあたるセミオフセットは、どちらのいいところも取り入れていて、僕はすごく使いやすいですね。

O: Kハンドルはうちで一番人気のある製品なのでそう言っていただけてよかったです。そして、今回のシザーには内田さんのハンドルネーム「soucuts」のロゴを入れました。

U:これは今回の企画のためにデザイナーに作ってもらいました。「soucuts」のスペルがすべてこの中に入っているんですよ。わかりづらいですが、そんな感じがいいかなと(笑)。

最初の1丁としても、
探しに探して行きついた1丁としても

U:ハサミって多様化しすぎているところもあるし、何を選んでいいのかわからない人も多いと思うんです。僕自身、正直そんなにいらないでしょうって思うところもあります。だから迷ったらエントリーとしてこのシザーを使うことはオススメします。また、いろいろなタイプを使ってきた人にも、だからこそのアンサーとして選ぶのもいいと思いますよ。

O: 内田さんのカスタムシザーということで製作がスタートしましたが、結果的にいろいろな型のいいところを取った、オールマイティな一丁になりました。構造上、数量限定ではありますが販売できることになったので、どんな方にも使いやすいと思っていただけると嬉しいですね。

U:ハサミって、美容師にとって自分の仕事が直接相手に伝わるツールなんです。今はトータルビューティーの時代でパーマやカラーの他にいろいろなことが求められるけれど、基本的に美容師はシザーで勝負するものだと思っています。
だから自分の仕事にこだわりと愛着を持って、シザーを愛してメンテナンスをして、長年付き合っていくものとして使ってほしいなと。
やたらいっぱい買う人もいるけどその1丁をこだわって使うことは大事だなと思います。いままでの自分もそうでしたし。
まあ、「これ1丁あればいい!」って感じですね。ここ、強調してもらっていいですよ(笑)。

LECO(レコ)代表 / 内田 聡一郎
神奈川県出身
2003年にVeLOオープニングスタッフとして活躍後、2009年に姉妹店となるveticaのトップディレクターに就任。2018年同店を独立しLECOをオープン。サロンワークをはじめ一般誌から業界誌、セミナー等、幅広く活躍中。
また、プライベートではDJ活動もしており、様々なアーティストと競演をはたしている。
http://leco.tokyo/
HCC57-K Sモデル数量限定販売
HCS57-K  Sモデル
5.7inch ¥93,000 (税込¥100,440)
鋼材/ ハイコバルト合金鋼 ハンドル/ Kタイプ〈セミオフハンドル〉

ソフトな切れ味を生む細身タイプの笹刃を、厚さ0.01mm単位で極限の薄さまで削り出したブレードが特徴の「HCC57-K Sモデル」。極薄ブレードは、まるで自分の指先で髪の毛1本1本を摘まめるような感覚を生み出します。現代のカットスタイルにマッチするよう毛のスライド加減を計算し、捉えすぎない絶妙な逃がし加減を実現するシザーを完成させました。
5.7inchサイズはビギナー、ベテラン問わずベースから仕上げまでの幅広いシーンでお使いいただくことができます。鋼材は切れ味がソフトで長期間永切れするオリジナル設計のハイコバルト合金鋼を採用。鋼材バランスに優れ、ドライ、ウェット問わず高いパフォーマンスを発揮します。
裏には内田氏オリジナルロゴマークを彫刻。ハンドルネーム“soucuts”の文字が隠されています。

soldout

HCC57-K Sモデルの特徴
笹刃タイプのソフトな切れ味はそのままにブレードをスリム化笹刃タイプのソフトな切れ味はそのままにブレードをスリム化しカットシザーとしての使いやすさを追求しました。
刃の薄さを0.01mm単位で追求した極薄ブレード細かなカットのしやすさを考え、刃の薄さを0.01mm単位で追求した極薄ブレード。パワーを損なうことなく、同時に軽量化も実現した理想のオールラウンドシザー。
Kタイプセミオフハンドル内田氏が長年愛用し続けるKタイプセミオフハンドルはあらゆるカットワークに自然に馴染み、さらに高い安定性を両立します。

vetica トップディレクター 内田 聡一郎 氏UMITOS 代表 砂原 由弥 氏