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—— 日常のこと——

行かなきゃ良かった?砥石店での出会い。

2018.07.14
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馴染みの砥石店へ行ってきました。
特に用事は無かったのですが、
何か良い出会いがあればと顔を出してみました。

ところがその日は夏祭りの準備で店主が留守との事。
店の前に車を停めて帰ろうとしたところ、ちょうど店主が忘れれ物をしたとかで
帰ってきました。

忙しいところ邪魔してはいけないと思い今日は失礼しようとしたところ
ちょっといいものが手に入ったから見ていってと。

店の奥から大事そうに出してきたのは見慣れている仕上げ砥。
でもその価格を聞いてびっくり、何と1本30万円超!

どうしてこんなにも値が張るのか聞いたところ、何でも
今では調達不可能のなってしまった鎌倉時代から続く京都の仕上げ砥石発掘の名山があり、
最後の仕上げ砥を保管していた山の所有者が倉庫の整理で売りにだされたとのこと。

話を膨らます店主でもないので事実なのだろうけど
何とも魅力的な代物。

シザーの研ぎはツラという砥石の表面が荒れやすいので
頻繁に面直しをするのですが、この価格ではもったいなくて絶対躊躇間違いなし。
そんなではいつもの仕事が出来なくなってしまう。。

この出会いは一生に一度あるかだから使わないにしても
ただ持ってるだけでも構わない!

一瞬何かに後ろ押されそうになりましたが本日は我慢。
後ろ向きにじっくり考えます(笑)

この日は減ってきた名倉砥石(1個400円)だけ購入して帰りました(笑)。
数日悩んで寝れないだろうな~